今年は桜の花も早く、あっという間に春爛漫
桜の花の中でお墓参りをされたお客様もたくさんおられることでしょう。
なぜか年を取ると共に、「あ~今年も家族揃ってお花見が出来た」なんて
思うようになってきました。
そしてこの時期には必ず 村上春樹さんが東日本大震災の後 カタルーニャで行った
スピーチのこの部分を思い出します。
「桜も蛍も紅葉も、ほんの僅かな時間のうちにその美しさを失ってしまうからです。
我々はそのいっときの栄光を目撃するために、遠くまで足を運びます。
そしてそれらがただ美しいばかりでなく、目の前で儚く散り、小さな灯りを失い、
鮮やかな色を奪われていくことを確認し、むしろほっとするのです。
美しさの盛りが通り過ぎ、消え失せていくことに、かえって安心を見出すのです。」