石碑について(石の種類・デザインお値段等)
- Q.石にはいろいろ種類があるようですが、どのように選べばよいでしょうか?
- A.
石を選ぶときは、お客様の想いをちゃんと石材店に伝えた上で、石についてきちんと説明できるプロより客観的なアドバイスを受けることだと思います。
その時、小さなサンプルだけを見て選ばないで、出来るだけ大きなサンプルで、出来れば展示場またはお墓で実際に建てられている物をご覧になるのがよいでしょう。
- Q.同じ石種の石であってもいろんなブランドがあったり、ランクがあるようですが、ランクはどのように付けられているのですか。
- A.
同じ地域で採取されている石によっても、採れる場所、時期によって目合いや色はかわってきます。
また、石材店によってランクのつけかたは様々なのが実情です。
信頼できる石材店で、出来れば今採れている石の見本を見せて頂くのがよいでしょう。
- Q.お見積の石の名前の所に中国産青御影石と表示してありますが、どのような石なのでしょうか?
- A.
青御影石とひとくちに言ってもいろいろあります。
中国産の場合、石によってG688やK12等、番号表示が付いています。
他店と競合などしたときの為に、表示を曖昧にしている石材店もある為、信頼できる表示の石材店を選ぶ事をおすすめします。
- Q.日本産と外国産の石碑はどう違うのですか?
- A.
日本産においても、外国産においても、石それぞれに良い石、悪い石があります。
加工についても、日本産石も70%近くが中国で加工されています。
日本産、外国産に関わらず、客観的な目でその石種の良い点、悪い点を詳しく説明してくれるお店を選ぶことが大切です。
- Q.最近、中国産石の加工が悪くなっていると言われていますが。
- A.
昨今の中国事情により、現地での職人不足がおきてきています。
そのため確かに質の悪い加工が目立ってきているようです。
当社では、輸入された石の加工を細かく検査し、良い加工の石のみを使用していますので、ご安心ください。
- Q.洋墓での建墓を考えていますが、洋墓は良くないと親戚に言われました。
お墓に良いお墓、悪いお墓というのはあるのでしょうか。 - A.
日本では、お墓に込められる想いは、宗教的なものというよりは、先祖崇拝の想いの方が強いようです。
極端に言えば、こういう形が良くて これが良くないという事はないと思われます。
- Q.洋墓のデザインってどのように決めていくのですか?
- A.
元々デザイナーが作ったデザイン墓石シリーズというのもありますが、お客様の意見を取り入れ、目で見て確認できるフルカラーのイメージ図を作成しながら一緒に考えて行くことの方が、お客様の想いにあった石碑に仕上がると思います。
- Q.石碑のお値段が解りにくいのはなぜでしょうか。
- A.
当社は同じ物であれば、お客様には平等に同じ値段でご購入頂きたいので、出来るだけわかりやすくお値段の提示を、ホームページ上でも展示場においてもしています。
- Q.同じ大島石でもお店によって値段が全くかわってくるのはなぜですか。
- A.
同じ大島石でも、目合いや色合いによってランクが様々ですので、当社では、大まかに3段階のランクに分けてお値段の表示をさせて頂いています。
- Q.他の石材店で見積りをした所、一式いくらのお見積になっていて分かりにくいのですが。
- A.
何にいくらかかっているのかわかりにくいお見積を出される石材店は、あまり信頼できないのではないでしょうか。
私共では、必ず、石碑本体のお値段、彫刻費用 工事費、等と細かく分けて表示させて頂いています。
霊園、墓地について
- Q.子供のいない場合の墓地の承継はどのようになりますか。
- A.
墓地の使用者が祭祀承継人の指定を行っていれば、その指定された方が承継人になる事が出来ます。
例えば、使用者の兄弟等が承継されたりすることがあります。
霊園によって規約がありますので注意が必要です。
- Q.娘しかいないのですが、墓地の承継はどのようになりますか?
- A.
他家に嫁いで姓が変わった女性でも、墓地の所有者である両親より承継人とする旨の指定があれば、承継することが出来ます。
また最近では、娘さんの家と一緒に両家墓を建立されることも多くなりました。
- Q.公営の霊園を探しているのですが。
- A.
例えば大阪府の公営霊園は、ほぼ満杯になっているところが多いようです。
満杯の霊園でも、返還墓地がある程度まとまってきた時点で募集が行われています。
募集は、だいたいが公報などを通じて行われますので、見逃さないようにしましょう。
こちらのホームページでも出来るだけ新しい情報をお知らせ致します。
- Q.墓地の永代使用料と管理料とはどういう物ですか?
- A.
【 墓所使用料(永代使用料)】
墓地は、他の不動産のように売買される物ではなく、その場所を借り受ける物です。 そのために支払うのが墓所使用料です。【 管理料 】
霊園において共同で使うところ、例えば水汲み場お手洗い・駐車場・休憩場等の場所のお掃除や電気代など 管理していくために必要な費用です。
リフォームとお引っ越しについて
- Q.お墓が傾いてきているのですが、どのような工事が必要ですか?
- A.
傾き方にもよるのですが、概ねお墓が傾くと言うことは、土台である基礎がきっちり出来ていないという事です。
出来るだけお墓を養生解体して、基礎をしっかりとし直し、その上に石碑を組み直すのが良いと思います。
- Q.お墓の花立てにあまり水が入らないのですが
- A.
花立の形状によっては、穴を大きく開け直すことが出来ます。
また、花立ての形を変えるだけでも、お水の入り方は違ってきます。
- Q.お墓を移転したいのですが、どのようにすれば宜しいですか?
- A.
お墓を移転するときには、現在の石碑をそのまま移動させる場合と、すべて撤去し新しく石碑もお建てになる場合があります。
追加彫刻について
- Q.お墓に追加で戒名を彫刻するにはどうしたらよいでしょうか?
また、亡くなってからどのくらいまでにすればいいでしょうか? - A.
地方によって慣習があるので一概に言えませんが、四十九日法要後、お墓に納骨することが多いので、それまでに戒名(法名)・没年号・俗名・行年(享年)を石碑や霊標(法名碑)に彫刻するのが良いと思います。
ただお葬式後忙しい時間が過ぎていき、なかなかそこまで考えられないこともあります。また、彫刻するのも、時間がかかりますので、彫刻だけ納骨後にされることも有ります。
- Q.お魂抜きは必ずするものですか?
- A.
お魂抜きは必ずするというわけではありません。
たとえば、現場彫刻の場合はされないお客様がほとんどです。
また、霊標や法名碑の場合は石碑でないので、お魂抜きは必要ありません。
- Q.戒名や名前を必ず彫刻する必要がありますか?
- A.
中には、彫刻しないで、ステンレスの写経筒に過去帳のような物を納め、納骨室に入れたり、お墓の一部に埋め込んだりする事もあります。
石碑や霊標に故人の名前や戒名 没年号などが彫刻されていると、後に続く人たちが、先祖へ興味を持ったり、想いを馳せる一つのヒントとなるのではないでしょうか。
その他(建墓の時期など)
- Q.昨年母が亡くなったのですが、どのタイミングでお墓を建てればよいでしょうか。
- A.
仏教の教えでは、お骨は土に帰してあげるべきとされていますが、必ずいつまでにという事は無いと思ってください。
1周忌だとか3周忌などのタイミングに合わせられると、開眼法要に親戚やお友達などにも集まって貰いやすいのではないでしょうか。
- Q.生きている間にお墓を建てると良くないと言われたのですが。
- A.
聖徳太子様は、生前にお墓を建てることを寿陵といい良きこととされました。
現代でも、自分の最後の場所を自分で決めたいという気持ちや子供に迷惑掛けたくないので、先に建立しておきたいという方も多くいらっしゃいますので、ご自身の気持ちを尊重されるのが良いと思います。
- Q.夫婦で宗教・宗派が違うのですがどうすればよいでしょうか?
- A.
公園墓地等で、宗教 宗派を問わない霊園が多くあります。
石碑の表に家名を彫刻したり、夫婦で好きな言葉を選び彫刻し、宗派・宗教に乗っ取った石碑ではなく、祖先・故人をお祭りすることに重きを置いた石碑になさってはいかがでしょうか。
- Q.開眼法要とは何ですか?
- A.
石碑は建墓されたときにはただの石に過ぎず、仏様・ご先祖様をお迎え入れるための開眼法要の儀式を済ませて初めて、石碑は拝む対照のものとなります。