開眼法要とは
石碑は、建立されたときはただの石に過ぎず、仏様・ご先祖様をお迎え入れるために開眼法要の儀式を済ませて、初めて石碑は礼拝の対象となります。
納骨法要とはお亡くなりになった故人のお骨をお墓に納める法要のことです。
お墓を建之されたときは、開眼法要と納骨法要の儀式を一緒に行います。
※寿陵墓の場合は、お墓に納めるお骨がない場合が多いので、ご先祖様をお迎えする開眼法要の儀式だけ執り行います。
法要の一般的な流れ
準備1 お寺様へのご依頼
ご親戚などが集まりやすい良い日を選び、早い内にお寺様にご依頼しておきます。(特にお彼岸・お盆前等はお寺様がお忙しい時期なので)
※当社で、お寺様のお手配もさせて頂きます。
準備2 お供えやお花のご用意
前日にお供えなどは揃えておきましょう。
【お供え物の例】
- 海の物・・・ わかめや昆布等
- 山の物・・・ 干し椎茸・山芋・栗など
- 里の物・・・ にんじん・大根・里芋・果物など
- その他 お酒・お餅・お塩・お花
これらをすべて揃える必要はなく、海の物・山の物等からその季節にあった物を最低一種類以上揃えられると宜しいかと思います。
(お餅については、少し前にご予約しておくことが必要です。)
※開眼用赤ローソク・納骨袋・お焼香道具等は、石材店がご用意します。
当日セッティング
少し早い目にお墓に出向き、お墓のまわりを綺麗に整えます。
墓前にお盆を用意し、半紙をひき、その上にお供え物をならべます。(机は石材店がご用意します。)
お花を飾り付け・赤いローソクをつけます。
墓前に参列者が揃います
服装については礼服が無難なのですが、黒や派手でない服装なら良いようです。
開眼法要を開始します
故人のお骨を骨袋に移し、納骨室に安置する。
納骨の義も合わせて行います。
僧侶の読経の間にお焼香をします。
僧侶のお礼について
お布施あるいはお経料としてお包みしましょう。
お経料・お車代・お膳料に分けてお包みすることもあります。
水引については、お墓を建墓するのはお祝い事なので紅白が基本ですが、四十九日や一周忌の法事の後に開眼法要をされる場合、黄色の袋をお使いになる事が多いです。
金額は一般的に見て3万円~5万円ぐらいが多く、所によっては8万円と言われるところもあります。(地域によって、お寺様とのお付き合いの仕方によってかわってきます)
最近はお寺様にお尋ねすると、ざっくばらんにお教え頂けることも多くなりました。
その他法要に際しての準備物は
霊園によって届け入れフォームに違いがありますが、次のような物が必要です。
- ・ 火葬許可書
- ・ 霊園使用許可書
- ・ 霊園届け入れ書
- ・ 認めの印鑑
※墓所の使用者がお亡くなりになった場合は、使用権の承継を先に済ませておく必要があるところが多いようです。
各霊園や市町村のホームページで確認しておきましょう。
ご親戚などの開眼法要に参列する場合のお金の包み方
お墓を建てると言うことはお祝い事なので 紅白の水引に建墓祝いなどと書かれるのが一般的です。