この間、お客様がお話しの中で、
最近は『縁』 が薄くなった。
自分たち生きていくことに精一杯で、
周りが見えなくなっている
なんてお話しをされていました。
たとえば、
私たちの仕事では、墓じまいに付いてのご相談も多くなって。
確かに、誰にも引き継ぐことが出来なく、
泣く泣くお墓じまいを考えるなんてお話しも増えています。
ただそれだけではなく、
自ら切らなくてよい縁を切ってしまうような
そんなお墓じまいの相談も時々受けます、
今日のお電話もそのような物・・・
長男が引き継いだお墓を勝手に墓じまいをするといっているのですが、
勝手に墓じまいしてもよいのでしょうかという物
でもよくよく聞いていると
ご自分自身もお墓を承継するつもりはなく、
お墓じまいの費用を半分出すように言われたが
出来れば負担をしたくない
という内容でした。
たぶん今までご兄弟の中で
いろんな事があっての事だとは想います。
だから、その方のお気持ちしだいで
こうあるべきだとは私には言え無いです。
ですが、お墓は他の不動産とは違います。
そこには、お兄様だけではなくお父様やお母様そしてご先祖様の
思い出や、いろんな想いがつまっている物です。
出来れば誰かがそれを引き継いでいければと
見守っていければと
大切な縁をつないで頂ければと思うのですが
すこしさみしいです。