今年の夏は、父や祖父のお墓参りを通して、
また、7月に採択された核兵器禁止条約のこと北朝鮮の現状などより、
先の戦争のことについて色々と考える事が多くありました。
その中でいろんな記事も目にしたのですが、
フェースブックからこの様な記事に出会いました。
いとうせいこうさんと髙橋源一郎さんの対談記事
(「二度と戦争を起こさないぞ」って言うけど、いや、もう起きてるんじゃないの?)
~
髙橋:~・・・・・
人がそういう戦場に立つ時、それはもしにかすると震災の時かもしれない、死が迫ってくる瞬間です。もちろん生きながらえたいと思ったかもしれないし、あるいはこんな戦争は嫌だと思ったかもしれない。
でも、その時に人間が何を考えるかというと、僕は未来のことを考えたんじゃないかと思う。フィリピン戦で生き残った兵士はみんな「こんな戦争は嫌だ」って言ってます。「こんな戦争は嫌だ」って言う時、「こうじゃない未来」を思い浮かべたかもしれない。戦争がない未来には、自分は好きな勉強をすればいいし、家族もいるだろう。
伯父さんは結局結婚しなかったから家族がいないんですが、そういう未来を想像したんじゃないかと思った時、僕だってそう思うだろうと思った。そのときに、まあ変な話、自分たちは他人じゃない。同じような人間が、そういう状況で未来を考えて、その未来というのは、今なんだ。そこに僕もいるような気がしたんです。
いとう:つながっているような気がしたと。~・・・・・・
この記事は70年前の出来事 そしてそこから70年経った今
そして今から70年後の未来へ何を想像するか~ って続いていくのですが。
この辺りについては、私が今している仕事、(お墓の仕事)に重ね
あわせ、心にす~と入ってきました。
つまりは
お墓を建てる事 それはもちろん今までの祖先への供養でも
有るのですが・・・父や祖父がたぶんそうだったように
祖先が夢見た未来をちゃんと受け止めて、
私たちも自分の子供や、その子供たちの未来を夢見て、
ずっとつながっていく
その一つの表れとしてのお墓・・・
そんなお墓作りをお客様と一緒に出来ればいいなと。
人はそれぞれの立場で、ちゃんと世の中とつながっています。
私どもは、このお仕事を続ける中で、
いろんな方と、世の中とつながっていて、
私たちなりの立場で、時代の流れの中で、
考えたり、悩んだり、抵抗するのですが
その根幹には必ず未来への想いがないといけないんだと。
他にもこの記事はとても大切な事を語っていると思います
時間があれば、是非一度読んでみて下さい。
【「二度と戦争を起こさないぞ」って言うけど、いや、もう起きてるんじゃないの?
いとうせいこう×高橋源一郎 ”あの日”の後に書くことについて 2】