以前私どもで管理させて頂いている霊園で、お墓を建墓して頂いたお客様に久しぶりにお会いしました。
「お母さんのお墓を建てたいのですが、あまり予算が無いので、出来るだけ価格を抑えれば」とご相談に来られ、
色々ご相談させて頂いた上、中国産の石で建墓されました。
感心なのは、そのお墓には私どもが行くとしょっちゅうお花が供えられていて、
お客様がいつもここに来られていることが解るのです。
その日もお一人でこられていて、お声を掛けると、「ここに来ると気持ちが落ち着くのです」と話されました。
その言葉がとてもうれしくて、お仕事をさせて頂いて良かったって思いました。
私どもにはその様なお客様が時々ご来店されます。
3年ほど前に、
「おばあさんのお墓を建てたいのですが、今は、お金が無くって・・・もう少し待って下さい」
と言われていたお客様から
「お墓を建てても、なかなかお参りに行けないかもと思い迷っていたけれど、
僕がお参りに行くよ、と弟が言ってくれているから、近々相談に行きます」とご連絡頂きました。
まだお若いご兄弟ですが、おばあさんに対する優しさが伝わってきてとてもうれしかったです。
もうすぐお盆です。日頃なかなかお参り出来ない方も、ちょっと時間を作ってお墓に出向いてみて下さい。
もちろんお盆の間にはなかなかいけないと言われる方、いつでも良いですよ
この日でないと、この時間でないと何てことは無いので、
思い立ったとき、ほんの少しの時間でもお墓の前で手を合わせてみて下さい。
そしてご自身の近況をご先祖様にご報告してみて下さい。
案外、自分自身を見つめ直す良い機会になるし、
何となく心に余裕が出来る物です。