令和6年が始まって1ヶ月経ちました。
能登半島では地震が起こり、とても辛い年の始まりです。
私たちも地震に強いお墓作りについて、今年は特に考えていきたいと思っています。
まずは一月の完成石碑から・・・
●堺市霊園にて・・・洋型墓石完成しました。
地震への備えを考えたとき、やはり洋型墓石は従来の和型石碑より重心が低く
倒壊しにくいです。
テレビのニュースでは
墓所にてほとんどの和型墓石が倒壊したり、竿石がずれたりしている中、
奥に移っている洋型墓石が倒れていないのが映っていました。
(詳しい映像はなかったので、細かな傷などは分かりませんが)
気になるのは、耐震施工についてや基礎工事をきちんとしているか等ですが。
次の写真は、お墓の下部分の基礎と外柵を据えつける時に使うアンカー(金具)部分の写真です。
(もちろん外柵の下も基礎工事は出来ています。)
例えば直下型の地震などでは、盛り土に建っている墓所などでは、
基礎工事をしていても大きな地震がきたら、下から崩れる等の事もあるかもしれませんが、
ある程度の地震の場合や地盤の固い所では基礎工事をする事で、地震の影響は軽減できる物と思います。
また石碑の傾きを防ぐためにも必要であると思っています。
(奈良県でのお話しですが、お客様が
当社以外の石材店何社かからもお見積を取られたらしいのですが、
ここは地盤が硬いので、基礎はいらないと他の石材店では、皆さん言われたらしいです)
その折は、固い地盤であっても、当社では基礎は必要だと思いますとお話し、
お仕事をさせて頂きました。
次に外柵の結合部分のコーナー金具に注目してください。。
外柵の端の部分が開いたりしているお墓を見受けられたり、
その部分のリフォームをたのまれることも多くありますが、
外柵の結合部分にL型コーナー金具を付ける事で、外柵の開きも防げます。
金具は各コーナー毎に2段に設置しています。
次の写真は、芝台を据え付けた後上から見た写真です。
こちらにもL型コーナー金具を設置しています。
コーナー金具はもちろんステンレス製です。
鉄のコーナー金具を未だに使っている所もあるので、要注意ですね。
●次は久しぶりに宝塚市すみれ墓苑にての一月の完成写真です。
こちらも洋型墓石になります。
上の堺市霊園と同じく、基礎工事やコーナー金具など設置しています。
また、堺市霊園での完成写真と同じくこちらもお参りしやすいように
バリアフリー型の外柵にしています。
●堺市村墓地での和型墓石です。
こちらももちろん上記と同じように基本基礎工事をしています。
和型の場合やはり洋型墓石にくらべて重心が高いため、
地震では倒壊したり、ずれたりする事が多いです。
そこで地震対策としては、
当社では、オプションとして「泰震」をお薦めしています。
下の写真をご覧下さい。
下台と上台、上台と竿石の間に墓石用泰震ゲルを設置し泰震ボンドで施工します。
この墓石用泰震ゲル「泰震」とは
墓石の倒壊を震度7の地震から守るために開発された墓石専用地震対策ゲルです。
京都大学防災研究所での振動実験において、阪神大震災や新潟中越地震などの再現テストにより
基礎的な実験から実物大の大型墓石まで実証されています。
また、シリコンゲルの採用で長期間の耐久年数を実現しています。
『シリコンゲル』は耐熱・耐寒に優れ、-60℃~150℃の温度範囲において特性の変化が少なく、
夏は炎天下、冬は風雪にさらされる墓石には最適と言えます。
詳しくはし下のページをご覧下さい。
またこちらはすでに建っているお墓を地震に強いお墓にリフォームするのにも最適と言えます。
お墓の地震対策をお考えのお客様。
お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。