家族がそれぞれ違う宗教をお持ちだという例は、とても多くなってきています。
今取りかかっている仕事の中にも、そういう例があって、和の形のお墓だった物を、
クリスチャンである娘さんの代になって、洋型のお墓にリフォームしています。
そして、今日は旦那様をなくされた奥様から先代との宗教の違いにより、どのように納骨法要を行えば良いのか
ってご相談がありました。
「旦那様を若くして急になくされた悲しみで一杯なのに、
なかなかそこまで考えられなくてと」
無理もないですね。
宗教や宗派は違っても、一番大切な事は同じで。
一緒に過ごしてきた旦那さまとのつながり。
それはいつになっても自分のすぐそばにあって、いつまでも消えない物
そして、おじいさんやおばあさまも
自分たちへと命をつなげてきてくれた方、
宗教は違っても、
そのつながりは大切で、
その思いは、宗派や宗教を超え、
仏式のお墓だから、必ずこうしないといけないという事はなく
子供さんと一緒に亡くなられたお父様を身近に感じる
そのような納骨式であれば、形にこだわる必要はないとお答えさせて頂きました。
お二人にとって。
宗教の違いはあっても、
このお墓が、お父様を身近に感じることができ、
いつしか悲しみを通り越して、
気持ちの安らぐ場所になってくれるといいなと思います。