阪神大震災以降 日本列島は地震の活動期に入っていると言われています。
そんな中でお墓の業界でも、いろんな地震対策グッズが考えられています。
石碑の中心に穴を空けて金属の棒等で上台や軸を連結する方法
この方法は、地震の横揺れには強いのですが、
縦揺れに弱いことが阪神大震災の時すでに解っています。
いったん上方向に上がった石が降りてきたときに、
まっすぐに降りてこない事から、
また、下方向へ降りるときの力が真下に向かない事などから
金属棒等が折れてしまうこと等です。
私共でも以前、金属の棒ではなく、地震の縦揺れ(立てに引っ張る力)につよい
ダンパーを石碑の間に入れ連結していた事もあります。
ただ、この方法は施工の仕方が難しく、間違った方法で施工すると
その効力は激減します。
耐震ボンドによる施工方法
最近は強力なボンドでお墓の各部分をしっかりと
くっつけていく方法が主にとられています。
これは施工方法も難しくなく、コストも安くすみ
地震の揺れにもある程度の効力はあります。
ただ、やはり東北の地震ぐらいになれば、
これで十分とは言い切れなくて
地震ゲル(免震パッド)による施工方法が多く進められています。
私共ではいくつかある地震ゲル(免震パッド)商品の中で
墓石洋地震ゲル「泰震」という商品を使用し、何年も前より、地震対策の施工を進めています。
この製品を使用するに至っては、専門的なことはなかなか難しかったので、
土木や力学を専門とする人に意見を聞きこちらを選ぶようになりました。
その要員の一つがゲルの素材です。
他のゲルはポリウレタン製のゲルがほとんどで、
夏の炎天下、風雨にさらされる中で、加水分解を起こし熔解してしまう可能性が
あるからです。
その点「泰震」は、シリコンエラストマーが採用されているため
長い年月外で置かれる石碑には適しています。
ここの辺りのことはなかなか理解すること難しいのですが、
この度、この様な詳しい説明がされていますパンフレットもそろいました
新規建墓やリフォームを考えられているお客様は、
是非この際「耐震施工」について考えられてみては如何でしょうか
お気軽にご相談ください。