地方によってお墓の形も、そして納骨の仕方もそれぞれ違いがあります。
例えば、ここ関西では、亡骸は自然に帰すというのが考え方の主流です。
なので、お骨はさらしの布に入れ替えてお墓に納骨します。
(中には亡くなられて49日までに納骨をしないといけない、なんて地域もあったりします。)
なので私も物心ついた頃からずっとそのように思ってきました。
人はお墓の下で、ゆっくりと土に帰っていくのだと。
だからこの仕事をお手伝いするようになってから、
納骨室へ骨壺のまま納めている地域が多い事
とても不思議に思った物です。
今でも、私自身は死んだらゆっくりとお墓の下で、自然に帰って
自然に溶け込んだ私が、ずっと後に残った人たちを守っていく・・・
そうありたいと思っています。
地域によっていろいろと思いは違って・・・
なので、例えばビルの中のお墓や納骨堂に対する思いもそれぞれだとは思いますし、
地域によっても違ってくる物と思います。
それぞれが事情に合わせて選んでいるのだとも思いますが、
ただこの一年・・・
例えばあまりに増えて行くビルの中のお墓については
その行く先の危うさが心配されたりして。
お墓にそれぞれが何をどこまで求めるのか難しい所ですが・・・
人の命がずっと繋がっていく事を願うように
お墓もそれなりに繋がっていけるように
その形の変化は必要だとは思いますが。
ずっと変わらない大事な部分を見失わないようにと思います。