この様なお仕事をしていますと。悲しい場面に出会うことも多いです。
去年暮れには、その偶然の出来事に驚いた事がありました。
以前私どもでお墓を建立されたお客様のお嬢様より。
「父が亡くなりまして、追加彫刻をしたいのですが、
父からは、詳しくどこの石材店でお墓を建てたか聞いていなくて、
毎年石材店より年賀状が届いているのは知っていたので、
今日探してお電話しました。」
という内容でした。
驚いたことに、
その日私は、いつもの年のようにお客様への年賀状を作成していて、
お電話を頂くちょっと前にその方への年賀状も作成していた所で、
元気にされているかなと思い出していて、
机の上には、その方の住所が印刷された年賀はがきがありました。
お父様とは八尾方面の公営霊園が出来たときに、
出会い、色々思い出も多く
とてもさみしい思いをしたのですが、
なんだかお客様が見ていてくれて、
ちゃんとつなげてくれたようなそんな気がします。
所で、ご両親からお墓をどこの石材店で建墓したか
詳しく聞かされていないご家族も多く、
ご両親が亡くなられたときに、どこに追加彫刻を頼めばいいか
困りました。
ということも良く聞くことです。
私どもでは、必ず工事が終わると、
工事工程写真集と保証書をお渡しすることにしていますが。
少しでも私どもとお客様のお付き合いが、スムーズに末永く続く様に
お墓についてのお付き合いを詳しく記した
「お墓のエンディングノート」を今年より一緒にお渡しすることにしました。
石の東西では、
お客様とのずっとずっと末永いお付き合いを願っています。