先日新聞で、90才の女性が、両親らが埋葬された墓を「墓じまい」として
無断で撤去され精神的苦痛を受けたとし
親戚の方を訴えられたと言う記事が掲載されていました。
その詳しい経緯や内容に、ただ記事だけを読んだだけでは解らない事があるとは思いますが。
この様なトラブルが増えてきていることは確かなようです。
最近私どもでも、お客様との会話の中で、祖父母や叔父のお骨が埋葬されたお墓が、
久しぶりに故郷に帰ると撤去されていたと言うお話もお伺いしました。
その方は、お墓をお守りしていたご親戚とは疎遠になっていたらしいのですが、
一言声をかけてくれていればとおっしゃっていました。
他にも、先日私どもの知り合いの方は
毎年友人何人かで古い友人のお墓へお参りするお話を聞かせてくれました。
20代前半の頃、会社の研修帰りに目の前で事故で亡くなられた同僚のお墓へ
もう四十年近くもみんなで、お参りされているようです。
この様に自分たちだけでなく、知らないうちにご親戚やご友人がお墓を訪ねてくれていることもよく
あることです。お墓じまいをする前に、ご親戚でのお話し合いは必ず必要ですし、
訪ねてくれているご友人があるなら、その方たちに出来れば一言今までのお礼も含めて、ご挨拶が出来ればと思います。