これも大学時代のお友達から聞いた話です。
古くから続く、大きなお家の後を継いだ友達夫婦。
都会の中の田舎・・・と言われるような地域に住まれています。
大阪の市内にもとても近く、電車で10分ぐらいの便利な土地
家の近くには地域のお墓があります。
「家の近くにお墓があればいい」なんて言う度に
彼女の顔は曇ります・・・
「それはそれでいいんやけどね」と・・・・
そして夏のある日にこんなことを
「この間もお墓参りして、その4日後に近所のおばちゃんがやってきて、
○○さん所 いつお墓参りしたの~お花枯れてるよ~っていわれたのよ」と
「都会の田舎とはよくいったもので。本当に近所の目が多くて、
時間がある時はできるだけお墓参りもする様に気をつけているのだけどね」と
でもこれ、よく聞く話なのです。
特にお墓が夫婦墓で代々建墓されていて、墓所の中にお墓がいくつもある場合。
私共では、「たくさん建っている夫婦墓を一つにまとめたいのですが」と言うお問い合わせが多くあります。
その方達がご相談に見えられた時に、決まって
「お墓参りにはよく行くのですが、その度にお花を抱えられないぐらいに持って行かないといけなくて、
それに代々毎にお墓を建てていくのは大変だし、場所的にも狭くなるし。この辺は近所の目もなかなかうるさくてね、お墓参りにはできるだけ行くのですが
そのたびにお花代もかさむし・・・なので私たちの代で、お墓を一つの先祖代々のお墓にまとめてお守りしていくやり方に変えたくて」と言われます。
私共の会社の回りはとても古い土地柄です。昔から長く続くお家も多く
比較的お墓も丁寧にお守りしているかなと思います。
また都会にも近いため、仕事もたくさんあるので、子供達が遠くに行くこともあまり無く
親と同居していたり、近くに住んでいたりする事も多いのです。
で、今50代から60代前半ぐらいの(私たちの友人の年代)方達が、
お墓を子供達にどのようにつないでいくか、いろいろ考え悩んで、夫婦墓を一つにまとめられる事になるのですね。
又、夫婦墓は墓相の考えに乗っとって、建てられている事も多く、
墓相という考え方・・・お墓には良いそう、悪い相があって・・・
この様にしないと良くないことがおこる・・・
この向きに建てないとだめ・・・夫婦墓で建てていく事が良いこと・・・
ちゃんとお墓の先生の言う通りに建てないとバチがあたるよ・・・
なんて言うのは、私は何の意味も感じないのです。
子孫が先祖を思い、そこに手を合わし「先祖がいての自分」という思いから
自分を大切にし、親を大切にし、そして世の中とつながっていく事
が一番の大事
だからそれ以外の細かなことはあまり気にしないで良いと考えます。
なので、今まで通り夫婦墓でつないでいく事が良いと考えるならそれも良し
次につなげていくために、一つのお墓にまとめてしっかりお守りしていく
のも良しです。
余談ですが・・・
ある村墓地では、夫婦墓が立ち並んでいて、その村墓地でお墓を建てようとしたときに、
墓地委員の方に進められた石材店で夫婦墓を強く進められて困った
なんて話も聞きました。
お墓の建て替え、お困り事は是非石の東西へお気軽にご相談ください。
夫婦墓から代々墓へリフォーム建て替えした施工例などは
こちらを参考にしてください。